台湾人が親日家である理由

なぜ、台湾は親日家なのか?

エスプールロジスティクスの陳カク如でございます。今回のコラムでは「なぜ台湾人には親日家が多いのか」について、お話しいたします。

まず私は日本が好きで日本に来ました。そのきっかけは、私の祖母でした。私の祖母は日本統治時代に教育を受けたので、日本語を話せますし、日本の歌や文化をよく知っていました。3歳の時に祖母から桃太郎の歌を教えてもらったことを今でも覚えています。私が大きくなってからも、台湾では日本歌手の歌を聞く機会や、日本のファッション誌を読む機会は多く、テレビで日本のプロ野球やドラマを見たりしていました。日本の文化は私の生活に深く浸透し、いつの間にか欠かせない存在になりました。

日本が好きな台湾人は、私だけではありません。台湾は親日国としてすでにご存知の方も多いかと思いますが、それはなぜだと思われますか?歴史も交えて、少しご紹介させていただきます。

台湾人はどれ程、日本が好きか?

はじめに、“台湾人はどのくらい親日家なのか”についてお話させていただきます。

日本は台湾人の大好きな旅行先です。2017年の調査結果によりますと、台湾人の好きな旅行先として、TOP3は日本、中国(香港)と韓国でした。日本政府観光局(JNTO)2017年の統計結果によりますと、訪日外国人数は中国に次いで第二位で、その人数は456.4万人です。台湾の人口の17%以上、約5人に1人が日本を訪れています。そして、リピーターが多く、毎年の通例として日本に訪れている人も大勢います。

また、台湾では日本語を勉強している人が多いです。JLPTという「日本語能力試験」の申込者数で見ると台湾は世界第二位(一位は中国)です。また、台湾の大学159校中の47校(約30%)が日本語学科を設置しています。台湾では日本語塾が多く、日本語は第二外国語として人気です。

そして、日本製の商品は台湾人にとって「品質がいい」というイメージがあり、過去のコラムでもお伝えしましたように台湾では大人気です。そのため、台湾では商品のパッケージに「わざと」日本語を付けたり、日本の地名を入れるなどして、商品に日本の雰囲気をもたせる戦略もあるほどです。
そうした戦略の結果、台湾製の商品なのに消費者は日本の商品だと思い込み、勘違いして購入します。間違った日本語のパッケージをスーパーやコンビニなどで見かることもあります。

台湾製オートミール

台湾製のオートミール

日本統治時代の台湾と日本

1895年から1945年の約50年間、中国は敗戦のために台湾を日本に渡しました。この50年間は日本統治時代となりますが、台湾ではこの間の日本に対する不満や否定的な意見をあまり聞きません。この長い50年、日本は台湾で様々な貢献をしました。

まずは鉄道、道路、港を建設し、台湾の交通手段を整備しました。流通がスムーズになったため、台湾経済の発展に大きな影響を与えました。
そしてダムの建設です。水利施設を建設することにより、農業用水の不足が解消されました。
それ以外に、農作物の改良にも力を入れて、台湾現地のお米を美味しく改良し、台湾の農業発展に大きく貢献しました。

教育の面は、学校教育を通じて日本に同化を考えたため、台湾の子供たちを小学校に通わせました。日本教育を受けた台湾人(現在、80代のお年寄り)は日本語を話せます。

以上のようなことから、日本に対して良い印象を持っている台湾人は多いです。

日本人が建設した台湾総督府,台湾總統府

日本人が建設した台湾総督府(現、台湾總統府)

現代の台湾と日本

そうした歴史の背景もふまえ、では現代の台湾人にとって、日本の魅力は何でしょう?

台湾人が日本文化と触れ合うきっかけは、テレビなどのメディアが多いです。台湾のテレビでは、複数の「日本チャンネル」がありますので、日本の番組やドラマを観ることができます。日本のドラマを観て、日本の俳優やドラマの主題歌を好きになる方もいます。アニメや音楽も人気です。子供たちは中国語版の「ドラえもん」や「ちびまるこちゃん」を観ています。

台湾人が感じる日本のイメージは、街が綺麗で、治安がいい国です。女性は一人で夜中に出歩くことができる、一言で言えば、安全安心の国です。
また、日本人は礼儀正しくて細やかな気配りが得意で、例えばお店の店員はいつも親切に対応してくれると、日本の丁寧なサービスは世界的に見ても有名です。
お子さんのいる友人から聞いた話では、日本は食品の安全性が高いので、衛生面に心配することなく、安心して子供に日本の食品を食べさせることができると話していました。東南アジアへの旅行は、コストは低いけれど、治安や食事の面に心配があるので、幼い子供を持っている家族にとって、日本は安心できる旅行先のようです。

台湾でよく見る日本の商品やサービス

台湾では日本食の人気が高く、日本から来た飲食店が多いです。日本の三大牛丼チェーン店(吉野家、すき屋、松屋)も台湾に進出しています。ラーメン屋の「一風堂」「一蘭」「花月嵐」は並ぶほど大人気です。一蘭ラーメンは休日の食事どきには2時間並ぶこともあるそうです。
日本のラーメン屋さんはスープにこだわりがあり、それは台湾人が作れない味です。ほかに、天丼屋の「金子半之助」、カレーの「CoCo壱番屋」、うどん屋の「丸亀製麺」、そば屋の「名代富士そば」など、すべて人気です。日本から来た飲食店は安いとは言えないですが、味が美味しいので、みんな好きです。

また、台湾のデパートではよく「日本物産展」が開催されています。そしてデパ地下のスーパーではいつでも日本食材を購入でき、化粧品コーナーは半分以上が日本の化粧品ブランドです。台湾での日本商品の品揃えは日本人が台湾で生活しても困らないほどあり、台湾の日常生活では日本商品が頻繁に使われています。

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執筆者プロフィール

株式会社エスプールロジスティクス

経営統括本部 企画開発課
陳 
珏如(ちん かくじょ)
あだ名:Ruru(るる)

台湾出身で、台湾のガイド資格(日本語)を持っています。大学は日本語を専攻し、大学院は経営学を専攻していました。
2018年3月にエスプールロジスティクスに入社し、経営統括本部に配属され、
現在は越境ECの営業サポートを担当しています。
常に好奇心を持ち、新しいことを知ろうとして、勉強し続けています。

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